【男性育休】男性育休を1ヶ月間取得して感じた、メリット&デメリット!

子育て

近年では多くの国や企業で男性育休の取得が奨励され、その取得率も上昇傾向にあります。
私が1ヶ月間の男性育休を実際に取得して感じたメリット&デメリットをお伝えします!

男性育休とは?

パパが仕事を休んで子育てに参加するための休暇制度です。昭和時代(1926年-1989年)においては、男性育休制度はほとんど存在せず、大黒柱と言われていたパパが仕事を優先し、家庭では女性が主に子育てや家事を担当するという社会慣習が根強い時代でした。
令和に入ると2021年に育児・介護休業法が改正され、2022年10月から新たに出生時育児休業(産後パパ育休)の制度が創設。男性育休の関心が高まり、現代ではその取得が奨励される時代となりました。

法的な枠組み

日本では育児休業法に基づき、パパも育休を取得できるようになっています。「パパママともに育児休業を取得した場合」は、育児休業を子が1歳2か月に達するまで取得できるようになりました(原則は1歳まで)。さらに、出産後8週間以内のパパの育児休業取得の促進のため、妻の出産後8週間以内にパパが育児休業を取得した場合、特例として、育児休業の再度の取得を認めた(パパ休暇)。また、配偶者が専業主婦(夫)であれば育児休業の取得を不可とすることができた制度が廃止された。詳細は厚生労働省の「育児・介護休業法改正のポイント」がイラストも交えていてわかりやすいです!

取得条件

原則として「1歳に満たない子を育てる従業員」であること

取得までの流れ

育児休業開始希望日の1カ月前までに会社の人事担当者に所定用紙を提出し申し出る必要があります。
下記書類が実際に提出しました。

  • 育児休業申出書
  • 母子手帳1ページ目のコピー(出生届出済証明書)
  • 育児休業給付金の振り込み先口座のコピー

会社からは、育児休業の申し出を受けたことを証明する「育児休業取扱通知書」を受け取りました。

取得が難しいケース

男性育休はママの育児休業と同様の制度です。下記に該当する従業員は会社の労使協定で育児休業の対象から除外されるケースがあり、男性育休の取得も難しい可能性があります。

  1. 雇用された期間が1年未満
  2. 育児休業申出の日から1年以内に雇用関係が終了することが明らか
  3. 1週間の所定労働日数が2日以下

給付額

育休中の給付額は、男性の場合、通常は基本給のうち60%から67%が支給されます。2025年度からは67%から80%に引き上げる予定となり、社会保険料の免除と合わせれば実質的に手取り額の100%の給付額になると言われています。ただし、これも企業によって異なりますので確認が必要です。

メリット

家族との時間に集中できた

1ヶ月間仕事から離れることで、妻や子供と過ごす時間に集中することができました。また妻や里帰り先の義両親と対話をする機会が圧倒的に増えました。

私の場合、妻が1ヶ月間の里帰り終了に合わせて育休を取得しましたが、義実家に泊まりながら、荷物や自宅の受け入れ準備の話し合い、片付け等を一週間かけて余裕を持って行いました。その間、2ヶ月検診や予防接種、かかりつけの小児科決めや出産祝いに来てくれる友人や親戚と予定を合わせるのも容易でした!

育児の大変さを知ることができた

妊娠期から産後は、精神障害のリスクが高い時期で、日本では10%~15%の母親に産後うつが発症すると言わわれているそうです。2、3時間おきにオムツ交換、ミルク準備、ゲップ、哺乳瓶消毒、寝かしつけ、吐き戻しで汚れた衣類の交換などを行う大変さを痛感しました。それに加えて産後の体の痛み、授乳による乳首の痛みに耐えながら命懸けで育児を行う妻には脱帽です。。

子供の成長を感じることができた

新生児を過ぎた頃、初めてのせきや初めて腹ばいで首を上げられるようになったり、体重も毎日50〜60g程づつ増えていく子供の成長する様子をゆっくりと見守ることができました。ミルクの量も妻と相談して増やしていく時には成長を感じてとても幸せな気持ちになりました!

職場の人に激励された

職場に育休を取得する決断をした時「いいんじゃない!」「奥さんのサポートしてあげなきゃ!」「育児の大変さを思い知るといいよ!笑」などとパートのママさんや同僚、上司などから激励を受けました。自分の人生や家庭に焦点を当てることに対して理解と共感を示してもらい、俄然やる気が湧きました。男性が積極的に育休を取得することで、職場全体の意識や文化を変革する一翼を担えるかもしれません!

新しいこと(ブログ開設)にチャレンジできた

男性育休中、育児の合間にもできる新しいことにチャレンジしてみました。それがこのまるへいブログの開設です。実はこれが初記事です。まあ初記事なので誰もみていないと思いますが。笑
このサイトを作るためにサーバーレンタル、ドメインの取得、wordpressのプラグイン登録などの課題をなんとかこなして今に至ります。今の時代YouTubeで色々なことを気軽に勉強できるので便利です!

デメリット

収入はやっぱり減る

2024年時点での育児休業給付金の計算式は下記の通りです。

  • 1ケ月の育児休業給付金(最初の6ケ月)=賃金 × 67%
  • 1ケ月の育児休業給付金(6ケ月以降) =賃金 × 50%

現在のあなたの給与額をもとに、1か月あたり育児休業給付金がどれくらい支給されるのか、こちらの「育休中はどうなる?収入シュミレーション」で実際の育児休業給付金のシュミレーションができます。実際に下記のように数字を埋めてみましたが、見ていただいても分かる通り、収入は減ります。

2025年度からは、賃金 × 67%のところが「賃金 × 80%」となり。社会保険料も免除となるため、実質手取り額100%となると言われていますが、育休開始前6ヶ月間に賞与(ボーナス)の支給があった場合でも、「休業開始時賃金の日額」を計算するための「総支給額」に賞与(ボーナス)は含まれません。そのため結局のところ収入は減ります。

職場で浦島太郎状態になる

スマホでも見れる職場のグループウェアを活用しても限界があり、育児休業前と比べて職場内での新体制や進捗状況に追いつかないことがありました。ママの約1年間の育児休業と比べれば然程のことでもないですが、業務連絡やプロジェクトの進展に乗り遅れないよう、育休復帰前に適切な準備や情報共有をしておく必要があると感じました。

妻と険悪な雰囲気になることも。。

育休に入ると、家庭での役割分担や子育てのアプローチにおいて、妻との意見の不一致から何度か険悪な雰囲気になることがありました。。長時間一緒にいることで、良かれと思って行動したことが誤解を生むこともあります。また、妻の期待に応えられずにストレスを感じたり、お互いに求めるものが違ったりすることも課題でした。お互いに理解し合い、協力し合うことが何よりも大事だと思います!

まとめ

男性が育休を取得することは、単なる仕事の休暇ではなく、家族との絆を深め、新しい視点や経験を得る貴重な機会でもあります。一方で、収入の減少や職場での変化、家庭内での調整など、デメリットも多少はありますが、これらは工夫やサポートを得ることで克服できるものかと思います。

1ヶ月間の育休は、初めて育児を始めるパパにとって重要な一歩となります。これからも、仕事と家庭を両立させ、より豊かな人生を築くために、男性育休をどんどん活用していましょー!

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